高坪単価ハウスメーカー系の『暖かい家』のレベル
2019.02.14
©️BABAKEN&Co
こんにちは!
大工 兼 家づくりアドバイザー(省エネ建築診断士)の馬場健太朗です。
前回からの続きです。
現在の日本で建てられる家が4つのレベルについて。
今日は下の図の◯印のゾーンについてお話します。
ここは、
「日本の平成25年省エネ基準を大幅に満たしています。」
とうたう建築会社が多いゾーン。
この性能の家を建てているのは
主に、CMをガンガン打っている「坪単価の高い」ハウスメーカーの「標準仕様」です。
この家の性能をわかりやすく言うと
・暖房費
→¥38,000/年
・エアコン
→各部屋1台
・トイレ・脱衣・玄関など
空調のない部分の冬場の気温
→〜13℃
といったところです。
どうですか?
確かに、前回のローコストハウスメーカーが多いゾーン(日本で1番多く建っている家ゾーン)よりも性能は上がっています。
しかし、このレベルでもまだ、
各部屋にエアコンがついてて、
トイレとか脱衣所は、寒くなる場合が多いです。
冬の朝は寒いですし
夏も各部屋エアコン前提です、ええ。
まぁ、このあたりの建築会社で家を建てる方は
床暖ガンガンに入れたりする余裕がある方が多いとは思いますが。。。
冬の夜中に寒くて目覚めたり
廊下に出た時の「さむっ!」や
風呂に入る前のあの寒さ。
僕もそんな家に住んでいたので痛いほどわかりますが
それは残念ながら、無くなりません。
坪単価が高くなるので性能はもちろん上がっています。
使われる材料も長持ちする物が使われるようになります。
しかし、加算されるコストに対しての居住性能のアップは見られません。
では高くなった分のお金はどこへ行ったのでしょうか?
高坪単価のハウスメーカー系の加算されたコストは主に以下に反映されます。
・高級感ある見た目
(タイル、塗り壁、高級感のある材料の使用など。)
・ブランド価値
(テレビCMなどの広告、自社体験施設など。)
ですから決して、建築会社が不当に儲けているわけではありません。
このゾーンの建築会社では、建物の性能の向上はそこそこにして、
家を建てた人が高級感を感じれたり、「◯◯ハウスで家を建てたんですよ。」といった
ブランド・満足感を感じれたりする部分にお金を回しているのです。
これはこれで、お客さんの買った時の満足度はきっと上がるので、僕はいいと思っています。
しかし、住んでみてどうなのかは疑問なところ。。。
ここまでが
いわゆる部分空調をする建物性能のゾーンです。
※部分空調というのは、
各部屋ごとにエアコンで空調する考え方です。
これから上のレベルになると、
全館空調が可能なレベルとなります。
全館空調できるようになると
それに伴う建物の性能も底上げされているので
家全体が、だいたい同じ温度になります。
そうなると、
冬の夜中に寒くて目覚めたり
廊下に出た時の「さむっ!」や
風呂に入る前のあの寒さから、
解放されます。
と言ったところで、次回、残りの2つのレベルについてお話します!
今回の記事が参考になった方は
ぜひシェアをお願いします。
馬場建築は群馬県太田市を中心に、家中暖かい住宅をつくっています。
◯水ハウスより800万円安く
(もちろん同等の仕様で。)
◯条工務店よりも電気代が安い
(もちろん同等の全館空調で。)
そんな家をつくります。
そして
大工 兼 家づくりアドバイザーの僕があなたと直接お話しして、プランニングし、実際に現場管理と大工工事をします。
あなたに提供したいのは、あなたの家族と人生を応援するための
家と、家づくりという「体験」です。
馬場建築では、可能な範囲で工事に参加してもらいます。
一緒にサッシを取り付けたり、床を張ったり、子ども部屋をお父さん主体で仕上げてもらうのも素敵ですね。
そんな「家づくり」に興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
家づくりのパートナーをお探しの方、
まずはお気軽にお問合せください。